ほとんど夢を見ない僕の今朝の夢

朝起きて、昨日の夕方降り始めた雪が積もっているか、カーテンを開けて窓の外を見ると我家が崖の上に建っていた。田んぼの中に建っていたのに家の四方の地面が崩れ落ちている。もやがかかっていて斜面がどれくらい下まで続いているのか見ることができない。家の裏手を見ると斜面にうっそうと杉の木が並んで生えている。さらに目を凝らすと地元の消防団が着るような紺色の服を着た数人の人達が木につかまって必死に登ってこようとしているのが見えた。「何が起きたんですかー!」と大きな声で叫んだが誰もこちらを見ないでうつむいている。声は聞こえているはずなのに。

あきらめて寝室に戻り布団の中の妻に「大変な事になった。この家は今、高い崖の上にぽつんと取り残されている」と言った。妻はさして驚きもせず「それなら放射線の影響から逃れるために避難するかどうか悩まなくてよくなったじゃない」と言った。

面倒な事を考えるのは後回し。何はともあれ、すぐに脱出しなければいけない。なぜなら家がさっきからずっと、少し揺れている。「通帳とか大事なものをまとめてくれ」と妻に言って家の中を見て回る。少し傾いている部屋もあったがどこも壊れてはいなかった。iMacを持って行こうかどうか少し悩んであきらめた。今度からはノートにしようと思う。

階段を降りると妻が洗面所にいた。「まずは身だしなみを整えないと」といって水道の蛇口をひねった。当たり前のように水は出てきた。しかし次の瞬間、排水口から水が逆流して吹き出してきた。妻は少しも動じないで「この方が顔を洗いやすいわ」と吹き出す水に顔を差し出しぐりぐり回し始めた。